底力
11月3日に階上町文化祭で「階上小子どもえんぶり」を披露しました。
子どもえんぶりなのですが、地域の鳥屋部えんぶり組さんの参加無くしては
披露することができません。
朝早くから学校へ来ていただき、子どもたちとの最終確認を行いました。
立ち位置や「けん」と呼ばれる曲の間奏の打合せなどを一つ一つ丁寧に確認しました。
子どもたちの様子を見ていた私に、えんぶり組の方が
「校長先生、親方だから旗の次に歩いてね、合図を送るんだよ。最初は太夫と一緒に踊る場面もあるからね」
と言われ、思わず
「えーーーーーーーー」
と叫んでしまいました。できるか心配でしたが、親方から踊り方を一生懸命に教わり出場することになりました。
見ているだけでよかったのが、自分も踊ることになると、気合いと緊張感が走ります。何度も、親方や子どもたちと確認し、披露の時間がとうとうきました。
衣装を身に付けると、緊張感がさらに高まりました。子どもたちは、毎回こんな思いをしているのかと思ったら、尊敬すら覚えました。
発表の時間がやってきました。
子どもたちとえんぶり組との共演が始まりました。
開場からたくさんの声援をいただき、子どもたちの舞もさらに上手になっていきます。
子どもたち、えんぶり組、会場の人々に何とも言えない一体感が生まれ不思議な感じがしました。とても心地よい時間が流れました。
全演目、無事に終了し終えることができました。(私の舞も無事に終わりました💦)
郷土芸能のすばらしさや子どもたち、えんぶり組の底力を感じた瞬間でした。