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みんなで成長!
職員室で
「校長先生、実は今日〇〇さんにこう言われました」
とある先生から話がありました。
授業終わりに
「先生、さっきの総合の時間に、校長先生に呼ばれたでしょ。それって『あんまり口出ししないで』って言われたんじゃあないですか?」
と、言ってきたそうです。
その会話に驚きました。
『何と鋭い!そのとおり!』
実は6時間目の話合いの最中、司会者が上手く説明できずに困っていました。話合い進まず停滞気味になっていた時のことです。
沈黙が続いていました。
その状態を見かねて担任が助け船を出そうとした瞬間、
私は
「〇〇先生、ちょっと」
その担任を呼びました。
「今、一生懸命に考えているから、ちょっと待って」
と言いました。
その意図は〇〇さんの言う通り。
子どもたちで助け合い、考えさせたかったからです。
担任も呼ばれた意図がすぐ分かり「OK」のような顔をしました。
その後、困っている司会者を他の子が助け、スムーズに話合いが進んでいき何とか乗り越えました。
この担任は、前の日に教育課程編成会議で決まった次年度の学校目標を黒板に書いて子どもたちに教えたそうです。
その目標の下に「口出しをしない」と自分の目標も加えたそうです。
それをその子は覚えていたのでしょうね。
そのあと、その先生が
「校長先生、口出しをしないって意外と難しいんですよ」
と笑いながら言っていました。
昔、参観日で保護者にこんなことをお願いしていました。
低学年は 目と声と手をかける
中学年は 目と声をかける
高学年は 目をかける(気にかける)
子どもも成長、教師も成長 保護者も成長、そんな世の中にしたいものです。