階上町立階上小学校

青森県にある階上町立階上小学校です。今年で創立149年を迎えます。全校児童7名の小規模な学校です。 令和7年度で閉校が決定し、子どもたちとの時間を大切にしながら「明日もいきたい学校」を目指し日々奮闘中です。

階上町立階上小学校

青森県にある階上町立階上小学校です。今年で創立149年を迎えます。全校児童7名の小規模な学校です。 令和7年度で閉校が決定し、子どもたちとの時間を大切にしながら「明日もいきたい学校」を目指し日々奮闘中です。

記事一覧

主語は「子ども」

大活躍!スクールサポーター

大好きは武器になる!

階上小 誕生日おめでとう

階上小愛 あふれる

ごんぼほり・・・

本気のじゃんけんからの・・

校長室は憩いの場2

校長室は憩いの場

引き継がれていく郷土芸能「えんぶり」

行事を終えて見えてきたもの

悩み・・・

吐く息が白くなり寒くなってきました。 寒くても毎朝、子どもたちと歩いて登校しています。 出勤すると校長室のストーブを点火し歩く準備をします。 寒いので、マフラーと手袋は必需品です。 朝の散歩しながら1日の予定を再確認。 また、悩んでいることを決定する場でもあります。 そんな神聖な時間をこの頃、邪魔するやつがいます。 やつ・・それは「カラス」です。 私の近くに飛んできて驚かせます。 今日は、腕を突っつかれました! 子どもたちと歩いているときも近くによってきて 「カアカ

主語は「子ども」

職員室の朝の会話です。 「昨日の昼休み、トランプをしていて負けた方が1週間ゲームしない約束をしたらしいよ」 「〇〇さん、負けたけど、その日の夜にゲームをしていたって」 「賭けの意味ないね」 と職員室は大爆笑! 「〇〇さん、金曜日に交流学習楽しみだけど緊張しているらしいよ」 「1人で大勢の人数に入るものね、緊張するよね」 「〇〇さん、いろいろな勝負事に負けると怒る泣く・・困ったな。」 「負けん気が強いことがいいこともあるね。勉強で何か勝負事やってみると面白いかも」 と常に「

インプット

11月に入り、インプットする機会が格段に増えました。 私は、生活・総合的な学習の研究会に約20年以上前から在籍し、勉強させていただいています。 総合的な学習の良さは、「学習が社会に結びついていること」「子どもの主体性を引き出しやすいこと」にあると考えています。 「郷土芸能えんぶり」「南部せんべい」「八戸市の魅力さがし」「米づくり・販売」「これからの八戸」等、様々な地域ネタを研究してきました。 8日は、盛岡市で行われた全国大会の分科会で助言する大役をいただきました。自分が今ま

大活躍!スクールサポーター

八戸学院大学のラグビー部の監督や選手の方々が、体育の時間にタグラグビーを教えに来てくれました。 何と今回で5回目です。 子どもたちは、サポーターが来る日は朝から大興奮です。 大きくて力持ち、そして優しいサポーターの方々に子どもたちはメロメロです。 授業では、タグラグビーの基本やルールをしっかりと教わります。 ボールは円形ではないので、思った方向に投げることができず最初は苦戦していました。 しかし、回を重ねるごとに上手く投げれるようになっていきました。 授業の最後に紅白戦

大好きは武器になる!

図工の時間、教室をのぞいてみると2年生が熱心に絵を描いていました。 6月に行ったエルロンウエストビレッジでトランポリンを跳ねている自分です。 にこにこしながら嬉しそうに色を塗っていました。 担任が、 「『どうしてもトランポリンをやっているところを描きたい』と言うので、違う題材で描かせたかったのですが、本人の希望どおり描かせることにしました。好きなものを描いているので、手が止まりませんよ」 と話してくれました。 6月のトランポリン体験がここまで彼のモチベーションを高めるとは。

底力

11月3日に階上町文化祭で「階上小子どもえんぶり」を披露しました。 子どもえんぶりなのですが、地域の鳥屋部えんぶり組さんの参加無くしては 披露することができません。 朝早くから学校へ来ていただき、子どもたちとの最終確認を行いました。 立ち位置や「けん」と呼ばれる曲の間奏の打合せなどを一つ一つ丁寧に確認しました。 子どもたちの様子を見ていた私に、えんぶり組の方が 「校長先生、親方だから旗の次に歩いてね、合図を送るんだよ。最初は太夫と一緒に踊る場面もあるからね」 と言われ、思わず

毎朝・・・

朝、子どもたちが登校してきます。 階上小の子どもたちは待ち合わせをして集団登校してくることになっています。 新田班と鳥屋部班の2チームに分かれて歩きます。 新田班にはいつも一緒に歩いてくれている方がいて、時間になると「行くよ」と声をかけ歩き始めています。 実は鳥屋部班の集合場所には時計がありません。 昔は時計を持たせていたそうなのですが、無くしたり壊したりしたので、持たせないことにしたそうです。 そうすると、子どもたちは時間が分からず出発できないことになります。 子どもた

階上小 誕生日おめでとう

今日は、階上小学校の149回目の誕生日です。 明治8年10月30日に階上小学校ではなく「角柄折小学校(つのがらおり)として誕生しました。 子どもたちと老人クラブの方々とお祝いをしました。 本当は近くの公園で、グランドゴルフを行う予定でしたが、雨が降ったので体育館で行うことになりました。 子どもたちは、大先輩に教わりながら楽しそうにプレーしていました。 大先輩は、小学生だからといって手加減はしません。 次々にボールを旗のついているボールポストに入れてしまいます。 子どもたちは誰

階上小愛 あふれる

郷土芸能「階上小子どもえんぶり」の後、指導に来ていたかおりさんが 「校長先生、ピアノ弾いていいですか」 と言ったので 「どうぞ、どうぞ、弾いてください」 と話しました。 かおりさんは突然、階上小の校歌を弾き始めました。 それを聴いて子どもたちも自然と校歌を歌い始めました。 素敵な時間が流れ・・・心がふわふわになりました。 かおりさんは、階上小の卒業生です。 かおりさん、曰く 「昔は、学年に1人、必ず校歌を弾ける人がいたんですよ」 と教えてくれました。 今でも、楽譜を見なくて

ごんぼほり・・・

水曜日の朝、 「校長先生、昨日ね。夜のえんぶり練習の時に〇〇が『えびす舞やりたいくない』って言って、ごんぼほったんですよ。大変でしたよ」 と、教えてくれました。 私は、おっ!久しぶりに聞いたこの方言。 「ごんぼほる」は「ダダをこねる」や「意地をはる」と、いう意味です。 4年生のお兄さんが言ったこの「ごんぼほった」が、とってもかわいくて思わず微笑んでしまいました。 しかし、お兄さんにとっては重大ごと。 私は、真剣に話を聞いている振りをして、ごんぼをほった弟くんに 「〇〇くん、

本気のじゃんけんからの・・

この頃、子どもたちと「本気のじゃんけん」をしている。 勝っても負けてもあいこでも、全力で喜ぶ。 全力というか全身で喜ぶ!! 魂が喜んでいる感じがする。 そうすることで、テンションが上がり、何だか楽しくなってくる。 モチベーションが爆上がりするので、皆さんにもおすすめ。 喜ぶことに全身のエネルギーを注ぐ。 子どもたちも「本気のじゃんけん」が大好きでノリノリでやってくれる。 職員室の先生方は、この声に驚いて教室に見に来ることもある。 (すみません・・・・) 今日は最初に2

自主性と主体性

 私たち教職員は、子どもたちに「主体性」をつけたいと日頃から思っている。 しかし、実は「自主性」をつけているのではないかと思う今日この頃。 「主体性」と「自主性」という言葉の意味は似ているようで大きな違いがある。 「主体性」とは、「自分自身の判断でやるべきこと(目標にすること)を決めて、「責任を負って行動する態度」のことを意味している。 それに対して「自主性」とは、「自分自身で判断して、やるべきことを率先して行う態度」や「自分から進んで行動しようとする姿勢」を意味してい

校長室は憩いの場2

 中休み子どもたちの笑い声がしたので、教室へ行ってみました。 すると、黒ひげバージョンもどきの「ポッキーバージョン危機一髪」をやっていました。 ポッキーが出るたびに子どもたちは、大賑わい! 「校長先生もやりましょうよ」 と誘われ、やってみると、これがまた面白い。 ポッキーが出るわ出るわ。 子どもたちと大笑いしました! 「もっとやりたい」 とのリクエストを受け、今度は、昼休みに校長室で「黒ひげ危機一髪」をやることになりました。 昼休み、早速始まりました。 いつ飛び出すのか、ハ

校長室は憩いの場

 校長室を模様替えしました。 以前は、ソファがありましたが撤去し、机を3台入れました。 ここに来客や先生方、子どもたちが訪れ、話をしたり勉強をしたりします。 意外と会話が弾み、サクサクと物事が決まっていきます。 (勉強もはかどります・・・・・) 来客も頻繁にあるので、こまめに掃除をして、気持ちよく過ごしてもらうように心がけています。 階上小レインボーフェスティバルの時は、臨時会議を校長室で何回か行いました。 「校長先生、ここはどうすればいいですか?」 と校長室に、聞きに

引き継がれていく郷土芸能「えんぶり」

 階上小学校では、「階上小子どもえんぶり」が平成元年から続いています。今年で36年目となります。 「えんぶり」とは、豊作を祈願する郷土芸能です。 2月17日から20日にかけて開催され、烏帽子(えぼし)をかぶった「太夫」が頭を大きく振る独特な舞です。  階上小では、隔週の木曜日に地域のえんぶり組の方々が学校へ来て指導をしてくれます。今日はその練習日でした。  時間になると、子どもたちがえんぶり組の方々を呼びに来て体育館へ案内し練習がスタートしました。  手の振りや足の運び方、体

行事を終えて見えてきたもの

 階上小レインボーフェスティバルでは、全校児童が一生懸命に踊り・歌い・演奏し、劇の役を演じ切りました。また、二部の収穫祭では、自分の仕事を全うし、大きな収穫を得て終えることができました。  その中でも今回の一番の収穫は、子どもたちの「主体性」とその「主体性」が生み出す「熱量」と「濃厚さ」だったように感じます。完成度が高く、構成が工夫されていた劇を創り上げたエネルギーは、おそらく「やらされた」ではなく自分たちが「やりたい」という願いと教師の熱意が合わさったからこそ実現できたと思